第45号

中音研ニュース 第45号 平成31年2月 (広報部)

 

る11月20日(火)河合町立河合第一中学校において岡井 唯先生による公開授業が行われました。2年生を対象にし、「赤とんぼ」を教材として、「日本の歌の美しさを味わおう~歌詞が表す情景や心情を思い浮かべながら歌おう~」という題材での授業でした。3つのグループに分かれて、各自の表現の工夫について意見交流をし、ワークシートにそれぞれまとめました。グループごとに歌の練習をし、ワークシートの内容と歌を発表しました。感想をお互いに発表し交流を深めました。最後には、先生方も交えて「赤とんぼ」を歌って終わりました。
 その後の研究協議では、先生方の意見交換の後、奈良県教育委員会学校教育課 指導主事の辰巳真弓先生に指導助言をいただきました。そのお話の中で「今日の授業で何を身につけさせるのかや、めあては子供が解決できるものを設定することが大切である」ことを教えていただきました。

 


〈授業者の感想〉
・本校の生徒は小学校から一緒で、全校生徒100名程度の狭いコミュニティなので、授業を通し
て、人間関係を音楽でつないであげたいと思っている。また、普段輝けない子を音楽でどう輝か
せるか、を考えて指導をしている。
・学校として、『主体的・対話的で深い学び』を研究テーマに、グループ活動を取り入れた授業に取り組んでいる。子どもたちはグループ活動に少しずつ慣れてきている様子。教師は、どんな意見が出ても、必ず受け止めるようにしている。
・グループ活動では、どんな意見が出てくるか分からない怖さもあるが、思ってもみない気付きがあったり、友だち同士の人間関係に気付きがあったりする。 (河合第一中学校 岡井 唯先生)

 

 

〈研修会に参加して〉
 1時間という限られた時間の中、グループで話合わせ、考えをまとめさせ、またそれを発表させ、講評も出させているところまでなさっていて、時間配分への配慮も難しい中取り組んでいらっしゃり素晴らしいと思いました。

 グループ活動の中で生徒同士が、しっかり話し合いができていてよかったと思います。また、少人数の学級ですが、一人一人がすごくのびやかに歌を歌っている姿がとても印象的でした。
私自身ももっと子供たちとのコミュニケーションの中で、歌の表現の工夫へとつなげていけるようにしたいと勉強になり、よかったです。

 グループ活動で、少ない人数の中、頑張って歌っていた生徒の姿が印象的でした。時間の問題で、感想を言う時間がどんどん短くなっていったのが、最後の班も頑張っていただけに少しかわいそうになあと思いました。

 子供たちがのびのび取り組み、安心して意見を出し合う姿に心打たれました。わが校は、3つの小学校から集まってくるためか、活発な意見交換というのがなかなか難しく、まずそこから始めないといけないと思います。また、やわらかいブレスや、休符は休みではないなど、子供たちの言葉の端々に普段からの感性的なご指導を垣間見て、かつ反省しました。お疲れ様でした。

※ご感想について、ご所属とお名前を頂戴しそびれましたため、割愛させていただきました。


♪♪♪~第66回奈良県中学校音楽大会~♪♪♪

本年度の音楽大会は11月10日(土)に大和高田さざんかホールで開催されました。合唱、吹奏楽、弦楽合奏、ギター・マンドリンなど、多彩で楽しい音楽大会になりました。合わせて、作曲コンクールの表彰及び受賞作品演奏も行われました。
今年度の最優秀賞は以下の通りです。おめでとうございます。
A部門 広陵町立真美ヶ丘中学校3年生 田野亜里沙さん
B部門 広陵町立真美ヶ丘中学校2年生 水口呼春さん
    奈良市立都跡中学校3年生   玉木真優さん
ゲストには「まほろばフルートオーケストラ」の皆様をお招きしました。楽しい楽器紹介とともに、素敵なフルートの音色が会場いっぱいに響き渡り、アンサンブルのすばらしさを堪能しました。最後に中音研OBの西口博和先生に講評をいただいて、盛況のうちに終わることができました。本年度も多数の先生方のご協力、誠にありがとうございました。

〈生徒のみなさんの感想
作曲コンクールで入賞して
 私が作った曲を河合摂子さんが編曲してくださって、聞いたときに1つの曲として完成していて驚きました。広陵町立広陵中学校のコーラス部の人たちが演奏してくださり、とても感動しました。
 私がA部門で最優秀賞をとれたことがまだ信じられません。とてもうれしかったです。
 トロフィーに私の名前が書かれていて、すごいなと思いました。絵が音楽という雰囲気で、こんな良いトロフィーをいただけてうれしいです。河合摂子さんによって編曲された楽譜があるので、私が弾けるようにこれから練習していきたいと思います。B部門の演奏を聞いて、学ぶことがたくさんありました。
 このようにステージに立って、演奏を聞いたり表彰されたりする機会がなかなかないので、私にとってはとても貴重な体験でした。ありがとうございました。       (広陵町立真美ヶ丘中学校)

音楽大会に参加して
・ステージに立って幕が上がった瞬間、前にたくさんの人たちが座っていて、とてもドキドキしました。最初の部分を歌っていくと、段々緊張がとけていって、歌うことを楽しめました。最後のファイト!というところは、音が響き渡ってとても気持ちよかったです。3年生と最後に上手く歌えてよかったです。                                          (香芝東中学校)

・3年間で初めてこの音楽大会に参加することができたけど、本当に良いホールで歌うことができて、本当に気持ちよかったです。あれだけ良いホールで歌うので緊張もしたけれど、毎日練習していた成果を発揮することができ、良い経験ができました。今回の音楽大会が僕たちの活動の最後になったけど、本当に良い形で3年間を締めくくることができたし、人間として大きく成長することができたと思いました。                                (香芝東中学校)

・ぼくは初めてステージで歌いました。ぼくはサッカー部ですが、公式戦の100倍は緊張しました。この日のために、ぼくは昼休みとてもまじめに練習してきたので歌い終わった後、とてもやりきった感がありました。特にファイトは、自分の中でもとてもよくできたと思いました。親にも「よかった」と言われたので、とてもうれしかったです。来年も頑張りたいです。        (香芝東中学校)

・まず、最初に香芝東男子合唱部みんなでステージに立って、堂々と歌えたことがとても幸せでした。ステージの上に立つと、幕が開いていないのに手汗がすごくて自分でもびっくりしました。みんなそわそわしていましたが、みんな緊張してるから大丈夫と思って少し落ち着きました。「Lemon」も頑張ったけど、やっぱり「ファイト」の方が印象に残っています。最後のパートが別れるところも本番では上手くいったと思います。精一杯声も出して、みんなでそろって最後に「ファイト」と大きな声を出せたので感動とうれしさでいっぱいになりました。本当に先生や仲間たちのおかげで、こんな楽しい時間を過ごせたと思うので本当にありがとうございました。 (香芝東中学校)

・普段は本校のみで演奏することが多いですが、今回は奈良教育大附属中学校さんとの合同演奏であり、互いに教え教わることにより双方ともより良い演奏ができるようになりました。舞台ではこれまでの練習で培った技術を惜しみなく発揮することができ、とても楽しく演奏することができました。                                          (東大寺学園中学校)

・練習を始めて1ヶ月半しかなかったが、ある程度できたと思う。本番1日前に初めて全体で1回だけ合わせるという無理難題を押しつけられた。できについてはあんまりだった。ぼく以外はすごくうまかった。次は頑張ります。                            (東大寺学園中学校)

・今回、僕は初めて参加させていただきました。これまで同じ学校の人としか演奏してこなかったので、奈良教育大付属中の方々と演奏できたことや練習できて楽しかったと共に、自分のレベルアップにもつながったと思っています。他校さんの演奏も素晴らしく、また、その演奏から学ぶべきことや改善すべき点がまだ多いと感じました。総合的に成長することができてとても良かったですし、音楽の楽しさというものを改めて身に染みて感じることができ、充実していたと思います。                
(東大寺学園中学校)

・私は初めてのソロがあって、本番とても緊張していました。練習の時にソロのリズムが分からなくて、合奏であまりうまくいきませんでした。でも、家で練習していると分かってきて、2日前にやっと合うようになりました。本番は、バスクラリネットやクラリネットとずれないかとても不安だったけど、まちがえずに吹けたので良かったです。他校の演奏を聞いて「宝島」がとても心に残りました。始めの音から迫力があって、聞いていて感動しました。私たちも、こんなすばらしい演奏ができるように、日々の練習を頑張りたいと強く思いました。                    (橿原中学校)

・3年生が引退されて、初めての舞台でした。前までは3年生に任せてばかりでしたが、その3年生もいない1、2年生だけの演奏となりました。練習では、2声に分れるので2パートに分れました。普段はメゾとして歌っているので、高音パートは少ししんどかったです。子音や言葉の強弱に気を付けて、言葉もしっかり伝わるように練習しました。本番では、ピアノの伴奏があってとても楽しく感じました。作曲コンクールの作品の発表を代表として歌っているので、作詞・作曲された方の想像通りの演奏を心がけました。普段のコンクールの曲よりは簡単な曲ですが、だからこそ楽しそうに歌えました。音楽大会はとても楽しかったし、次のコンクールに向けて頑張ろうと思えました。今回をバネにし、12月に行われるアンサンブルコンテストに向けてがんばります。ありがとうございました。                                   (広陵町立広陵中学校)

・何度もコンクールでステージに立っていますが、とても緊張しました。今回、声があまりでなかったです。でも、少しだけ声が出てきた時は、きれいな声を出そうと心がけました。今回歌った2部合唱の曲は、とても楽しいイメージの曲で、前向きな気持ちを持って笑顔で歌いました。目線や声を先生や後ろの人に届けるような思いで歌いました。今回はコーラス部の合唱だけではなくて、吹奏楽部やフルートの楽団の演奏もあり、どれもきれいで心がなごみました。吹奏楽部の演奏で楽しい曲があって、とても気分が盛り上がりました。その時、手をたたいてみてとても楽しかったです。バイオリンの演奏で、心がなごみました。とても優しい音色で、私は特にコントラバスの音色がきれいだと思いました。1番印象に残っているのは「まほろばフルート楽団」の演奏です。コーラス部や吹奏楽部、フルート楽団はどれも上手くて楽しい雰囲気になりました。今回の音楽大会は、とても楽しくできたと思います。歌ったり聞いたりすることができてとても楽しかったです。来年は、後輩を引っ張っていきたいです。                  (広陵町立広陵中学校)

・この音楽大会は、新体制となってからの初舞台でした。初舞台で先輩たちがいらっしゃったときの合唱ができるように日々練習をしてきました。舞台に立ったときは、先輩がいらっしゃったときのように歌えるか不安もありましたが、照明がつくと、私たちが主役だと思って、最後まで堂々と歌いきることができました。また、私たち香芝北中学校合唱部のモットーの1つである『感動』が聴いてくださっている人の心に届くよう、言葉を大切に歌うように意識しました。会場全体に私たちの歌声や歌詞がしっかり伝わっていたと思います。今日の演奏で私たちのできていない部分がわかったので、これからもしっかり練習し、今後のコンクールに向けて成長していきます。
(香芝北中学校)

・私たちは部員が少ないので、今回王寺中学校と合同で吹けていつもとは違う人数だったのでとても楽しかったです。本番全部完璧に吹けたわけではなかったけど今回の本番でいろいろなことを学べて良い経験になりました。さざんかホールで演奏するのは初めてで、とても大きくて緊張したけど広いホールで演奏するのは気持ちよかったです。            (王寺南中学校)

・今年初めて王寺南中学校と合同演奏をして、とても新鮮な感じがしました。合同演奏はみんなのコンサートくらいなので、今回、新しい学校と一緒に演奏させていただいて、とっても楽しかったです。演奏は改善の余地があるなと思ったので、そこを改善してみんなのコンサートに挑みたいです。                                      (王寺中学校)

・まほろばフルートオーケストラの方々の演奏を聴いて、自分もフルートオーケストラの方々のように素晴らしいフルートの音色をホールに響かせられるように、もっと勉強したいと思います。フルートだけであんなにもたくさんの種類があるのは初めて知りました。基礎をしっかりし、ビブラートをもっと練習したいと思います。なぜなら、本番はあまり緊張しなかったけど、調子が悪く、1曲目ではあまり良い演奏ができなかったからです。本番でしっかりと発揮できるように普段からもっと練習しようと思いました。                                 (王寺南中学校)

・初めて見る形の方が数が多かったフルートオーケストラ。はじめコントラバスフルートやバスフルートを見た時、「えっ4の字!?水道管並みの太さ!?えっ、えっ!?(混乱)」と思いました。ですが、どれだけ音の深さ、響き、音域、見た目が違っても、フルート特有のあの繊細さは変わりませんでした。「私たち中学生のフルート奏者も、あれぐらい奥深く演奏できたらいいのになあ……」とうらやましくなりました。今日の音楽大会で、私の世界の狭さを思い知りました。「井の中の蛙大河を知らず」でした。一念発起します。                      (王寺中学校)

・私たち奈良教育大学附属中学校音楽部は、東大寺学園の方たちの協力も得て、今日のステージまで頑張ってきました。今日、みんなで大きなステージに立ち、自分たちの努力の成果を発揮することができたと思います。そして私たち2年からすれば2度目であり、最後となるこのコンサートは、未来へのとてもよい経験なりました。この場を設け、私たちの未来へのかけらとなるものをつくる機会をくださった皆様に、心より感謝申し上げます。       (奈良教育大学附属中学校)

・今回ステージに立つことができてとてもうれしかったです。普段はこのようなステージに立つことはできないので、よい経験になりました。また、楽しんで演奏ができ、よかったです。演奏は練習の成果を発揮することができたと思います。音楽大会に参加したことで、よかったところ、課題などもわかり、今後に生かしていけると思いました。これからさらに良い演奏にしていこうと思いました。           (奈良教育大学附属中学校)

・東大寺学園さんとの練習で、自分ではアドバイスできないことを教えていただいて、よい経験になりました。今回のような大きな舞台に立つことが、弦楽器が主な私たちにとっては、なかなかないことなので、新鮮でした。すごく楽しかったです。また、講評を聞いて、パーツ練習というのも取り入れていきたいと思いました。同じ動きをしているパートは一緒に合わせる練習をしたいです。本当によい経験になりました。                      (奈良教育大学附属中学校)

・初めてファーストになって、初めての大舞台、とても緊張しました。東大寺学園の方々に丁寧に教えていただいてとても成長できました。本番は失敗することなく終われたのでほっとしています。      (奈良教育大学附属中学校)

・舞台に上がったとき、すごく心臓がドクドクしましたが、同時にわくわくもしました。1stなので音を外すと目立つので音が小さくなりやすかったのですが、今までの練習を無駄にしたくはなかったので、その時に出る最大限の音を出しました。緊張しましたが楽しかったです。(王寺南中学校)

・演奏した時は少し緊張したけれど、練習の成果は発揮できたと思った。     (王寺南中学校)

・他の演奏を聴いて一番すごいと思ったのは、まほろばフルートオーケストラでビブラートや音がと
てもきれいだった。こんな音を目指して頑張りたいと思った。            (王寺南中学校)

・ステージに立って、やっぱりとても響くなと思ったし、とても気持ちよく演奏ができました。全体の
音が一つになって、お客さんの方に向かっていました。聴いた感想は、フルートのバンドのところ
で、たくさんの種類があるのは知ってたけど、実際に見たのは初めてで、すごく大きいのはフル
ートとは思えないくらい大きくてびっくりしました。                   (王寺南中学校)

・どの学校も普段からしっかり練習していて、がんばっているんだなと思いました。
(王寺南中学校)
・宝島の最初、失敗した。
フルートオーケストラの楽器紹介を聴いたとき、クラリネットに似ているなぁと思った。
・コントラバスフルートを吹いている方の肺活量がすごい。フルートだけでもしんどいのに。
                                              (王寺南中学校)
・他の学校の演奏は、タンギングを見習うところもあったし、良いところも、悪いところも見つけられ
た大会でした。                                    (王寺南中学校)

・私たちは部員が少ないので、今回王寺中学校と合同で吹けて、いつもとは違う多人数でとても
楽しかったです。本番全部完璧に吹けたわけではなかったけど今回色々なことを学べて良い経
験になりました。
・さざんかホールで演奏するのは初めてで、とても大きくて緊張したけれど、広いホールで演奏す
るのは気持ちよかったです。                               (王寺南中学校)



♪♪♪~お知らせ~♪♪♪

◇ 「音楽のワークブック」及び「響け歌声」の注文書が2月頃に、ワーク・愛唱歌集研究部より各校へ送付される予定になっています。
「音楽のワークブック」については平成29年度より、教育芸術社と教育出版、2つの教科書の題材や学習内容に即して、それぞれのワークを作成してくださっています。また、「響け歌声」では教科書の歌唱教材に関連する曲が多く取り入れられ、授業の資料として活用できる内容となっています。昨年度の11月には活用の仕方についての研修がありましたが、より多くの先生方にワーク・愛唱歌集のことを知っていただき、ぜひ授業で活用していただければと思います。



♪♪~全日本音楽教育研究会全国大会中学校部会大会「和歌山大会」~♪♪

平成30年11月8、9日、和歌山市民会館にて全音研及び近音研「和歌山大会」が開催されました。
1日目は中学校部会で、大会主題は「のびる・ひろがる・ひびきあう~実りある音の授業~」。和歌山市立楠見中学校と和歌山市立伏虎義務教育学校の研究授業が行われ、それぞれ「言葉のもつリズムや抑揚を手がかりに簡単な旋律をつくろう」情感をこめた歌い方を工夫しよう」という題材で、興味深く参観させていただきました。
創作活動では、生徒自作の俳句・川柳を五音音階でリズム・旋律づくりをして発表。合唱では、さくらももこ作詞の合唱曲を3年かけて取り組み、各学年で録音した演奏を聴いて、自分の心情の変化や音楽表現の違いに気づくよう設定されていました。
午後からは、「合唱」「能楽」「鑑賞」「創作」に分かれてワークショップが行われました。
2日目は全体会で、研究演奏、全体講評、記念講演などがあり、これからの音楽教育のあり方を考えさせられる実りある学びとなりました。



♪♪♪~近畿音楽教育研究会 奈良大会に向けて~♪♪♪

先日、「近畿音楽教育研究大会 研究部会」が行われ、本大会のテーマが決定いたしました。
響DO(協働)!~感じる 深める 心の音色~
です。新しい学習指導要領が平成29年3月に改訂になり、音楽科教育の課題として、あげられている中で、「感性を働かせ、他者と協働しながら音楽表現を生み出したり音楽を聴いてそのよさや価値観等を考えたりしていくこと」という文言があります。ITが発達し、個々に音楽に触れる機会が増えている中、学校での音楽の学びが子どもたちの人生において大きな意味をなしている点を再確認したいと思いました。
また、自ら「学びに向かう力」という文言も前文において記述されており、グローバル化や急速な情報化などの時代の波にもまれ、様々な課題を柔軟に受け止めるためにも必要不可欠な力であると考えます。そこで「DO」という言葉に「自ら学ぶ」という意味を込めました。「響」は音はもちろん、お互いの心の響き合いを求めて掲げました。
副題は幼、小、中、高という幅広い年齢層に対応できるよう考えました。幼稚園の先生からは「まずこの年齢は音楽を音楽を感じることが大切」というご意見をいただきました。そして年齢が上がるにしたがって「感じた」ことを「深める」ことができる子どもを育てたいという思いを込めました。「心の音色」は音楽を感じ、深め、心から音楽や人生を彩る音色を奏でたいというところからです。


近音研奈良大会 研究演奏について
中学校部会では、合唱(合唱部が母体)と器楽(SATBのリコーダーアンサンブル)の演奏を2020年11月20日に発表する予定です。ある一つの学校が担当するというような形ではなく、奈良県下の生徒・教師が学べる場となるよう専門の先生にご指導を頂く機会を検討しているところだそうです。今年度3学期に各校に参加呼びかけの文書を配布してくださる予定です。併せて、研究演奏担当の先生と一緒に活動してくださる先生も募集します。